2021年1月29日金曜日

HBSRMG(ハイブリッドスイッチドリラクタンモータ・ジェネレータ)について④

 電気自動車におけるブレーキ機能について少し詳しくご説明いたします

ブレーキには三つあります一つめはペダルを踏んでディスク等の機械的によるもの二つめは発電・回生のための電気的によるもの三つめはモータのコギングによるものです。

 

コギングとはモータのシャフトを指で回してみるとカツカツとひっかかりがあるあれですこれはロータに取り付けた永久磁石の漏れによって発生するものです。 SRモータは永久磁石を使いませんのでコギングはありません。HBSRモータもコギングがありませんステータ側に組み込んだ永久磁石は電流を流さなければ外に漏れない機構になっているからです

 

通常のモータによる電気自動車を走行させるにあたってはこの三段階のブレーキ効果がありますまずアクセルペダルを踏み外すとコギングによる弱いブレーキ効果が発生します次に発電・回生モードにモータを切り替えますと電気的ブレーキ効果コギングよりも強いが発生しますそしてブレーキペダルを踏むことによって機械的ブレーキ効果強いが発生し車体を停止させます

高速道路を走行しているときを想定しますと通常のモータはコギングによるブレーキ効果があるため高速を維持するためには小電流とはいえアクセルを踏み続け電流を供給し続けなければなりません

 HBSRMGであればコギングがありませんので高速走行時はアクセルペダルを踏み外して電流を供給しなくても慣性でかなり走行できてしまいますつまり間欠的にアクセルを踏めばよいことになりますそして下り坂等になれば発電・回生モードにHBSRMGを切り替えれば電気的ブレーキ効果を発生させることになります。(ガソリン車のエンブレに相当

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