2021年1月31日日曜日

HBSRMG(ハイブリッドスイッチドリラクタンモータ・ジェネレータ)について⑦

 今回のNEWHBSRMGの試験結果が意味するところの一つをご説明いたします

 

電動バイク(定格出力600W、48V)は48Vのバッテリーが主流のようですがこれをアシスト自転車(定格出力240W、24V)向けの体格でしかも24Vで賄える可能性があるということです。36Vで賄える見込みはたちました。

 

バッテリーの搭載量が半分になるということは、バイク本体の大幅コストダウンとなります。


一回充電当たりの走行距離は伸びます


NEWHBSRMGの特性である高速域から特に低速域及び発進時の高効率とコギングがないためスロットを戻して電流を供給しなくても慣性でかなり走ってしまうこと今回回生効率が向上したことにもよります


 


HBSRMG(ハイブリッドスイッチドリラクタンモータ・ジェネレータ)について⑥

 モータはいわばローテクの最たるもので理系の優秀な学生は皆ハイテク分野に行ってしまうため、大手ですらモータ若手技術者の劣化は目を覆うばかりです

技能者も3Kということで後継者不足に職人の親方たちも頭を抱えている状態です

職人の劣化は開発力の劣化に直結します技能者でも日本は質量ともに韓国台湾に水をあけられっぱなしです

日本のハイテク分野においては近年パワー半導体の性能の向上が著しくなってきています。 HBSRMG低速域から超高速域までトルク変動の大きい分野特に電気自動車では他に類のない特性を示せます
今後、HBSRMGはパワー半導体との関係で制御系によるなおいっそうの性能UPが期待できます。 
ハイテク系の若い技術者にとっても良い刺激になると思います。 

モータ自体は分解されれば簡単にコピーされてしまう危険性がありますが制御系のブラックボックス化(暗号化)の技術はだいぶ進んでいるようなので日本でチップ化したものを供給しモータどんがらの開発は日本でするにしても(構造はBLDC等よりも簡単)量産はコストを考えると発展途上国のメーカーと組んだほうが良いかもしれません

2021年1月30日土曜日

HBSRMG(ハイブリッドスイッチドリラクタンモータ・ジェネレータ)について⑤

コギングについて補足説明いたします。 

通常のモータでもコギングを低減することはできますがその分出力が小さくなってしまうというジレンマを抱えています。 

ロータの永久磁石とステータの鉄心の位置関係を調節して駆動方向の吸引力と制動方向の吸引力を相殺させればよいのですがコギングの低減と出力はトレードオフの関係になってしまうため出力を重視しればコギングも大きくなってしまうわけです大型車では永久磁石を使わないインダクションモータを採用しているところもあるようですがこれは回転磁界を構成するための界磁に永久磁石ではなく電磁石を使いますモータの出力が大きくなればなるほど界磁するための電磁石の入力値は相対的に小さくなっていくため、(永久磁石による界磁は入力値なわけですが、)モータが大型になっていけばいくほど界磁のための入力値による効率の悪さを無視できるほどになっていくためです

発電所の発電機は皆この方式ですもっとも発電所ほどのものに巨大な永久磁石を使うのは物理的にもコスト的にも不可能なわけです大型車のインダクションモータは永久磁石による界磁のものと電磁石による界磁のものとあるようですが効率を重視するか出力増を重視するかで選択しているようです

2021年1月29日金曜日

HBSRMG(ハイブリッドスイッチドリラクタンモータ・ジェネレータ)について④

 電気自動車におけるブレーキ機能について少し詳しくご説明いたします

ブレーキには三つあります一つめはペダルを踏んでディスク等の機械的によるもの二つめは発電・回生のための電気的によるもの三つめはモータのコギングによるものです。

 

コギングとはモータのシャフトを指で回してみるとカツカツとひっかかりがあるあれですこれはロータに取り付けた永久磁石の漏れによって発生するものです。 SRモータは永久磁石を使いませんのでコギングはありません。HBSRモータもコギングがありませんステータ側に組み込んだ永久磁石は電流を流さなければ外に漏れない機構になっているからです

 

通常のモータによる電気自動車を走行させるにあたってはこの三段階のブレーキ効果がありますまずアクセルペダルを踏み外すとコギングによる弱いブレーキ効果が発生します次に発電・回生モードにモータを切り替えますと電気的ブレーキ効果コギングよりも強いが発生しますそしてブレーキペダルを踏むことによって機械的ブレーキ効果強いが発生し車体を停止させます

高速道路を走行しているときを想定しますと通常のモータはコギングによるブレーキ効果があるため高速を維持するためには小電流とはいえアクセルを踏み続け電流を供給し続けなければなりません

 HBSRMGであればコギングがありませんので高速走行時はアクセルペダルを踏み外して電流を供給しなくても慣性でかなり走行できてしまいますつまり間欠的にアクセルを踏めばよいことになりますそして下り坂等になれば発電・回生モードにHBSRMGを切り替えれば電気的ブレーキ効果を発生させることになります。(ガソリン車のエンブレに相当

2021年1月28日木曜日

HBSRMG(ハイブリッドスイッチドリラクタンモータ・ジェネレータ)について③

エネルギー変換効率が良くなるという事は当然バッテリーの持ちは良くなります

通常のモータはトルクを大きくしなければならないときつまり発進時から低速域の高トルクが必要なときは極めて効率が悪くなります

 高速時はあまりトルクを必要としない小電流ですので高効率を維持できますつまり高速道路を走っている分には長距離を走ってもバッテリーは長持ちしますが市街地の交差点の信号が多く、発進停止を繰り返す場合は短距離でもバッテリーの消耗は激しくなります。

HBSRMGであれば発進時から大トルクが必要な低速域時速10km以下では2倍以上効率が良くなるはずですし坂道の下り時等にモータのブレーキガソリン車のエンブレに相当によって発電・回生させればさらなる一充電あたりの走行距離の向上になります

2021年1月27日水曜日

HBSRMG(ハイブリッドスイッチドリラクタンモータ・ジェネレータ)について②

車体を軽量化できますと電気の消費量も減らすことになります通常モータは、IMにしてもIPMにしてもトルクを大きくすればするほど電流を多く流さなくてはなりませんトルクを大きくしなければならないのは坂道を登るときや発進時です従って車体が軽ければ軽いほどバッテリーが長持ちし一充電あたりの走行距離が伸びます 


2021年1月26日火曜日

HBSRMG(ハイブリッドスイッチドリラクタンモータ・ジェネレータ)について①

 

電気自動車のコストに関してですが、10年くらい前でご参考までにしていただきたいのですが、50%がバッテリーでモータは5%ほどだったと思いますモータの基本特性がHBSRMGによって向上しますと電気の消費量が減りバッテリーの搭載量が減りますこれは車体全体の軽量化にもつながりますので相乗効果によるコストダウンとなります

電気自動車用のモータは大型車はインダクションモータ(IM)小型中型車はIPM(インナー・パーマネント・マグネットモータが主流となっていますが、HBSRMG、IM,IPMよりも構造がシンプルで堅牢なのでコスト的にも問題ありません

2021年1月25日月曜日

⑥自然エネルギーの世界に向かって

 バイオマスカーボンの原料となる植物の栽培や森林における間伐材の有効利用は農業林業の活性化となります

例えばお米の栽培において廃棄物扱いになっているもみ殻炭素の他にシリカを大量に含んでいるのでシリコンカーバイトの原料として有望視されています

また二酸化炭素の吸収量が多く成長の早いケナフも注目されています

これらが半導体の原料として流通するようになれば廃棄扱いであったもみ殻は高付加価値商材となりお米の10、100倍の価格になるとも言われています

 

日本では半導体は産業のコメと言われ続けてきましたが今や中国韓国の後塵を拝しかねない状況です

 

ニーチェの名言で、「樹木にとって最も大切なものは何かと問うたらそれは果実だと誰もが答えるだろうしかし実際には種なのだ。」とあります

バイオマスカーボンによる半導体はまさに産業のタネとなりうるでしょう

 

これは地方の自治体等をはじめ戦前の日本の活力の源泉であった村落共同体の復活につながります

 

ムラ社会化した官僚による公文書の偽造大手メーカーによる品質表示偽造等以前では考えられないことが横行しています

これは役所にせよ会社にせよ本来機能集団であるべきものが共同体ムラ社会化し二重規範ダブルスタンダードとなってしまっていることによると思われます

 

本来ムラ社会とは悪いことをすれば氏神様の罰が当たり嘘をつけば閻魔様に舌を抜かれるとお爺さんお婆さんが子供たちに教えてくれる社会です

 

本来の共同体であるべき村落共同体の復活は第一次産業である農林水産業の活性化が不可欠です

過疎地の人口が増えれば地元の漁業も潤うことは言うまでもありません

 

水素の電気分解によって発電させる燃料電池は水素を発生させるためには水と電気が必要です

燃料電池によって発電させるに必要な水素を発生させるための電気は比較的少量でよいので自然エネルギーによるものが理想です。(化石燃料等による発電施設の規模等を考慮のうえ総合的に比較すると発電に要するコストは減少する。)


いわゆる自然エネルギー太陽光風力水力波力地熱バイオ等無駄によるロスの少ない地産地消による自給自足のエネルギーシステムが理想です

 

SR系モータ・ジェネレータのデジタル制御によるインターフェースの統一システムは自然エネルギーの普及に大きく貢献できるものと思われます。


2021年1月24日日曜日

⑤安全保障上の観点から

 デジタル制御によるインターフェースの統一システムによるドローン戦闘機迎撃ミサイル潜水艦の性能向上については先にのべましたが特に安全保障上の観点からいえば情報Intelligence漏洩の防止暗号化によるブラックボックス化という意味で有意義になると思います

米国の中央情報局CIA(Central Intelligence Agencyにおける情報とはインテリジェンスのことです

 

近年Io TInternet of Thingsがしきりに叫ばれていて巨大IT企業のGAFAグーグルアップルフェイスブックアマゾンにビッグデータを抑えられ日本人の嗜好からなにから支配洗脳されかねない状況のようです

 

家電製品にしろ工場のモータポンプコンプレッサーもそれらを介して同様に情報を搾取されていきかねません

 

HBSRモータ・ジェネレータが進化していけばいくほど暗号化するに及んでも半導体の演算処理スピードの向上は相乗効果としてプラスとなります

 

半導体の性能が幾何級数的に向上すれば他が追随できないものとなります

 

核に対して核の抑止力による核の傘などという概念は狂人一人が核のボタンを押せば報復システムが作動して地球はたちまち破滅してしまいます

核には核の無力化(飛んで来たら百発百中撃ち落とす)による抑止力こそが理想です

 

そのためにはデジタル制御によるインターフェースの統一システムバイオマスカーボンによる半導体の幾何級数的性能の向上及び情報漏洩防止のための暗号化が三位一体となって確立されねばなりません

専守防衛の日本にとってはこれこそ安全保障上の大きなメリットになってゆくと思います


2021年1月23日土曜日

④バイオマスカーボンについて

 バイオマスカーボングラファイトフラーレンカーボンナノチューブ等の用途はパワー半導体の他炭素繊維全個体電池の電極材負両極とも及び電解質現状はガラス系セラミックです。)、そして燃料電池においては水素の貯蔵方法が課題となっています

炭素繊維によるタンクあるいは合金に含浸させる技術が開発中ですがこれもバイオマスカーボンで可能となるようです

 

カーボンが石油由来のものより植物由来のもののほうの特性がなぜ良くなるかといいますと炭素は六角形の結晶性です

簡単に言ってしまえば石油由来のものは結晶が崩れてしまっているのに対して植物由来のものは綺麗な六角形の結晶のままであるということです

石油由来の結晶性は六角平面晶二次元であるのに対して植物由来の結晶性は六角立方晶三次元であるためBET比表面積が大きくとれる(7~8わけです

導電性にいたっては104(10,000)倍以上優れたものとなります

 

燃料電池は水素の電気分解によって発電させる発電機ですこれによって発電した電気を全個体電池に充電しデジタル制御によるHBSRMGを回せばいわゆる水素社会が現実味を帯びてきます

 

ちなみに日本は非核三原則のため原子力潜水艦を持つことはできません

現状は外燃機関であるスターリングエンジンでタービンを回し発電させモータによってスクリューを回しています

潜水艦は静粛性が求められるため音の静かなスターリングエンジンを出力は小さいですがやむを得ず採用しています

日本列島周辺で活動する場合は世界一周するわけではないので原子力にする必要はないのです

むしろ深い海溝のある列島周辺にあってはその潜水能力は現行のものでも世界一です

スターリングエンジンは燃料電池の実用化までの繋ぎ役であって水素の貯蔵方法の問題引火して爆発してしまう。)が解決されるまでの代替品といえます

燃料電池によってデジタル制御のHBSRMGによるシステムが確立できれば日本列島周辺の防衛力は格段によくなります


2021年1月22日金曜日

③SR系のサーボモータ化について

 SR系が発電・回生できるようなったということは、SRモータもサーボモータ化できることを意味します

サーボ機構とは物体の位置方位姿勢などを制御量として目標値に追従するように自動で作動する仕組みのことで工作機械ファクトリーオートメーションロボット分野では欠かせない技術となっています

これをすべてSR系としインターフェースをPWMによるデジタル制御に統一すべきと考えています

 

 

 

◎コンプレッサー関連について

1空調について

空調システムに関してですがエアコンは熱交換器と送風の2系統によって機能します

つまりコンプレッサーとモータです

これらもインバーターによるアナログ制御からSR系のデジタル制御に置き換えることによって更なる省エネ化が進みます


 

 2電動ターボチャージャーについて

少し話は飛びますが、5年ほど前フランスの自動車部品メーカーのヴァレオ社が電動ターボチャージャーをSRモータによって製品化に成功しアウディの最高機種に搭載され市販され話題となりました

 

電動ターボチャージャーとは言ってみればコンプレッサーのお化けのようなものです

 

したがってガソリン車ディーゼルエンジン車においても電装用のものは価格の安いSRMG、高性能を必要とする電動ターボチャージャーセルモータダイナモ等電気自動車の駆動用はもちろんのことHBSRMGにしインターフェースをデジタル制御で統一できれば画期的なこととなります


 3ジェットエンジンについて

次にジェットエンジンについてです

 

ジェットエンジンは圧縮機燃焼室タービンで構成されます

圧縮機はコンプレッサーのことです

遠心式のものと軸流式のものがあり両方を併用するものもあります

圧縮比の大きさが比例して出力推進力も大きくなります。(燃焼を行う時点の圧力が高いほど取り出せる仕事量は増大する初期のジェットエンジンの圧縮率は大気圧の数倍という小さいものであったが、F-15に搭載されているF100では約30ボーイング777に搭載されているGE90では約40倍という高圧を生み出している

 

タービンからの排気によってタービンブレードを回して推進力としますが推進力として使われる排気量は1/3から1/42/3から3/4は圧縮機に回して使われます

 

電動ターボチャージャーのSRによる成功はHBSRMGにすれば更なる性能向上できることを意味します

 

ジェットエンジンの圧縮機は何段か重ねた構造になっているのでこのうち1段でも電動ターボにすればその分排気を推進力に回せます

 

そして航空機の舵の制御のための主翼尾翼のフラップなどもSRモータにすればすべての制御推進力も含めを同じインターフェースに統一することができます

 

航空機において舵の機能を有する主翼尾翼等のフラップはコンプレッサーによる油圧で駆動されています

コンプレッサーは内臓のモータを随時回しっぱなしにしていなければならなく電力消費量が大きくなってしまいます

 

フラップもHBSRMGで駆動することができますと駆動するときだけ電気を入力すればよくなりますので大幅な電力消費量の削減につながります

また、「回生・発電機能によりさらに無駄を省くことができるようになります

 

航空機のエンジンを始動させるには始動機を使用して圧縮機を外部から機械的に回転させ燃料と空気を燃焼室に送り込みそこで燃料と空気の混合気に点火して燃焼させた後にエンジンが自立運転できるアイドリング速度まで圧縮機を回転させる必要があるため航空機の離陸には時間がかかっています

そのため地上の設備からの高圧の圧縮空気を供給する場合ではそれを作り出すコンプレッサは起動車に搭載されており必要に応じて航空機に横付けし起動後は撤収するというようなことをしています

 

圧縮機の一部を電動ターボにすれば始動機の機能もはたせますので離陸に要する時間の短縮になりますし、「発電・回生できることによりダイナモセルモータの機能もはたすことができるようになります


 

 4油圧について

航空機における舵の機能であるフラップと同様に工場においてもモータのトルク不足のためやむを得ずコンプレッサーによる油圧を動力源として使用している例としては自動車工場等のラインにおける溶接ロボットが挙げられます

 

ロボットの関節部分の駆動には油圧を使うのが主流です

近年スクリュー式のリニアアクチュエータが注目されていますが油圧式に比べるとまだ若干のトルク不足は否めません

イメージとしては腕の関節の内側にヒンジ蝶番のように取り付けます

  

HBSRMGはこのスクリュー式のリニアアクチュエータには最適でして油圧を凌ぐトルクと駆動性能位置決め等の性能向上が可能となります

 

したがって工場においてもコンプレッサーそのものの性能アップも可能ですしやむを得ず油圧を使っている部分をHBSRMGに置き換えることによって駆動時のみ電気を入力すればよいのですから大幅な電力消費量の削減となりダイレクトドライブによるデジタル制御 

により部品点数の削減はもちろんのこと高精度の制御が可能となります


2021年1月21日木曜日

②SR(スイッチド・リラクタンス)系モータ・ジェネレータにおけるデジタル制御について

 

 

SRにおけるデジタル制御はPWM(Pulse Width Modulationというもので、ONOFFの矩形波アナログ制御のインバーターは正弦波をつくるのにパルスの幅をインバーター回路によって書き込み調整します

アナログ制御のインバーターは駆動装置のことですので混乱しないように注意してください

 

磁石有りのSR発電・回生もできるものをHBSRMG(ハイブリッド・SR・モータ・ジェネレータと呼ぶことにしています

 

HBSRMGに関する技術的な基礎知識を整理しておきます

通常モータは機械的部品としてのモータわれわれ現場ではどんがらと呼んでいます。)と駆動装置ドライバーそして駆動制動を制御する制御部ソフトの三つから構成されます

 

通常のモータ(IPMIM駆動装置はインバーター正弦波による駆動を使います

交流(AC)モータが広く普及しているのはインバーターを使わず単相であれば家庭でも白物家電等コンセントに差し込むだけで回せますし工場であればコンプレッサー等三相電源につなげれば簡単に回すことができるからですしかし一定の回転数でしか回せませんので多機能な用途には向きません


電車はパンタグラフで導きいれた三相交流をわざわざコンバーターをかませて直流に整流直流(DC)モータをインバーターで駆動するという遠回りな方式を採用しています

通常のモータも同様です

コンセントを挿して動作する電化製品は、AC(交流)100VDC(直流に変換する 『AC/DCコンバータ』 が必要です。 ... このため必要な電圧に変換したり安定化するために 『DC/DCコンバータ』 が必要となります。 DC/DCコンバータ電圧を安定にする装置のことを電圧レギュレータといいます

 

いずれにしても直流による駆動となりますのでHBSRMGで対応可能となります


HBSRMGのドライバーはインバーターを使いません。ONOFFのスイッチングによって駆動するためです

この制御部においてパワー半導体が使われますシリコン(Si)MOSFETから近年シリコンカーバイト(SiC,炭化ケイ素によるパワー半導体の登場によって大きな進歩が始まっています

SiC、Siと比較してオン抵抗を極めて小さくできますオン抵抗を小さくできるということは高耐圧化が可能になるということで電気自動車が大型化してゆくにあたってはパワーデバイスの性能向上はこれほどありがたいことはないのです

PWM制御にあたっても、SiCによって周波数の高速化か可能になります今までのSiによるデバイスでは高周波駆動には限界がありました


このSiCによるパワー半導体を先取りし、HBSRMGのみ可能な特性である低速域から超高速域までトルク変動の幅が大きくなおかつ急激なトルク変動加速性能が優れていて加速時の消費電力が少ないに耐えうる制御システムによるブラックボックス化暗号化したチップとしての製品になれば在庫管理も楽な高付加価値商品になると思います

 

制御部は別として機械的部品としてのモータどんがらにおいては永久磁石の占めるコストは半分近くかかりますのでもともとシンプルで堅牢な構造のSRモータ・ジェネレータは通常のモータと比較してコスト面においては群を抜くものとなります

 

したがって一般の通常のモータには磁石無しのSRMG高性能モータの代表であるIPMモータ(Interior Permanent Magnet(磁石埋込式の同期モータ)IM(インダクション・モータには磁石有りのHBSRMGに置き換えることによってすべてPWMによるデジタル制御が可能となります

 

つまり世の中にあるすべてのモータが照明のLEDと同様半導体によるデジタル制御化ができ抜本的な電力消費量の削減に結びつきます

軍事用の迎撃ミサイル、ドローン戦闘機はジェットエンジンによるものです

姿勢制御は主翼尾翼のフラップなどで舵を操作するのが主機能です

  

近年シリコンカーバイトの採用によりパワー半導体の性能は飛躍的に向上しています

現状カーボンは石油系のものですので植物系のものにすれば幾何級数的に性能は向上しSR系モータも同様に性能アップしますのでドローン戦闘機の性能も迎撃ミサイルの命中精度も幾何級数的に性能アップしていくと考えられます

 

モータがすべてSR系になればデジタル制御ですので暗号化によりブラックボックス化できますので半導体の性能向上は喫緊の課題ですのでバイオマスカーボンにはたいへん期待しています


2021年1月20日水曜日

①モータにおける省エネの抜本的改善とは? 照明を比較例として

 


 

世界の電力消費量は動力モータと照明によるものです

20年ほど前までのその比率はだいたい50:50つまり半でした

現在は70:30くらいではないでしょうか

 

照明はLED( light emitting diode発光ダイオードの普及による省エネ効果が大きいと思われます

 

それに対してモータは省エネに関して抜本的な改善ができていません

 

LED発光ダイオードとは半導体です

蛍光灯はインバーター式でほとんどの商品が高周波点灯タイプです

 

つまり、LEDはデジタル制御であり蛍光灯はアナログ制御ということです

 

一方モータは、SR系以外はすべてインバーターによるアナログ制御です

 

SRとはスイッチド・リラクタンス磁気抵抗のことで磁力線のONOFFの切り替えによって吸引力をスイッチングして駆動させます

つまり、SR系のみデジタル制御なのです

 

SRモータも100年以上の歴史がありますが昔は機械的なリレースイッチによって制御していました

近年パワー半導体は飛躍的に性能が向上しています

これはシリコンカーバイトやガリウム系によるものです

 

SRモータはデジタル制御ですので半導体の性能に大きく依存します

つまり半導体の性能向上はSRモータの性能向上にそのまま直結します