バイオマスカーボンの原料となる植物の栽培や森林における間伐材の有効利用は、農業、林業の活性化となります。
例えば、お米の栽培において、廃棄物扱いになっている「もみ殻」は、炭素の他にシリカを大量に含んでいるので、シリコンカーバイトの原料として有望視されています。
また、二酸化炭素の吸収量が多く、成長の早いケナフも注目されています。
これらが半導体の原料として流通するようになれば、廃棄扱いであった「もみ殻」は高付加価値商材となり、お米の10倍、100倍の価格になるとも言われています。
日本では、半導体は「産業のコメ」と言われ続けてきましたが、今や中国、韓国の後塵を拝しかねない状況です。
ニーチェの名言で、「樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし実際には種なのだ。」とあります。
バイオマスカーボンによる半導体はまさに「産業のタネ」となりうるでしょう。
これは、地方の自治体等をはじめ戦前の日本の活力の源泉であった村落共同体の復活につながります。
「ムラ社会」化した官僚による公文書の偽造、大手メーカーによる品質表示偽造等、以前では考えられないことが横行しています。
これは役所にせよ、会社にせよ本来機能集団であるべきものが、共同体(ムラ社会)化し二重規範(ダブルスタンダード)となってしまっていることによると思われます。
本来「ムラ社会」とは、悪いことをすれば氏神様の罰が当たり、嘘をつけば閻魔様に舌を抜かれると、お爺さんお婆さんが子供たちに教えてくれる社会です。
本来の共同体であるべき村落共同体の復活は第一次産業である農林水産業の活性化が不可欠です。
過疎地の人口が増えれば、地元の漁業も潤うことは言うまでもありません。
水素の電気分解によって発電させる燃料電池は、水素を発生させるためには水と電気が必要です。
燃料電池によって発電させるに必要な水素を発生させるための電気は比較的少量でよいので自然エネルギーによるものが理想です。(化石燃料等による発電施設の規模等を考慮のうえ総合的に比較すると発電に要するコストは減少する。)
いわゆる自然エネルギー(太陽光、風力、水力、波力、地熱、バイオ等)は、無駄によるロスの少ない地産地消による自給自足のエネルギーシステムが理想です。
SR系モータ・ジェネレータのデジタル制御によるインターフェースの統一システムは自然エネルギーの普及に大きく貢献できるものと思われます。
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