世界の電力消費量は、動力(モータ)と照明によるものです。
20年ほど前までのその比率はだいたい50:50つまり半々でした。
現在は70:30くらいではないでしょうか?
照明はLED( light emitting diode)発光ダイオードの普及による省エネ効果が大きいと思われます。
それに対してモータは省エネに関して抜本的な改善ができていません。
LED発光ダイオードとは、半導体です。
蛍光灯はインバーター式で、ほとんどの商品が高周波点灯タイプです。
つまり、LEDはデジタル制御であり、蛍光灯はアナログ制御ということです。
一方モータは、SR系以外はすべてインバーターによるアナログ制御です。
SRとはスイッチド・リラクタンス(磁気抵抗)のことで、磁力線のONとOFFの切り替えによって、吸引力をスイッチングして駆動させます。
つまり、SR系のみデジタル制御なのです。
SRモータも100年以上の歴史がありますが、昔は機械的なリレースイッチによって制御していました。
近年パワー半導体は飛躍的に性能が向上しています。
これは、シリコンカーバイトやガリウム系によるものです。
SRモータはデジタル制御ですので、半導体の性能に大きく依存します。
つまり、半導体の性能向上はSRモータの性能向上にそのまま直結します。
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