この夏ジャーナリスト岩上安身氏の板垣雄三先生(東大名誉教授、日本中東学会会長、イスラム学者)へのインタビューを拝見し、感銘を受け、とても触発されましたので、(私自信どこまで理解できて、真実に迫れるのかは不明ですが、)その感想を述べたいと思います。
板垣先生は今、日本が置かれている状況は、尖閣、マレーシアも中東のガザ、ウクライナへとみな繋がっているとおっしゃっています。
ガザにおけるイスラエルの虐殺を第一次世界大戦の歴史から説明されています。
ウエストファリアー体制後、サイクス・ピコ協定により中東の国境はイギリス、フランスによって人工的に引かれました。
その後バルフォア宣言によりイギリス政府はロスチャイルドから資金提供の見返りとしてシオニズムの支持を表明し、イスラエルの入植、建国へと進みます。
イスラエルへの入植を促進した人たちのことをシオニストと呼ぶわけですが、シオニストは本来のユダヤ人ではないというのが結論です。
ユダヤ人の一般的な定義は、ユダヤ教を信仰する人たちのことと言われています。
しかし、血統的に本来のユダヤ人は有色人種系なのです。
白人系ユダヤ人の起源はハザール人というのが、定説になりつつあるようです。
ハザール帝国というのは、キリスト教とイスラム教、アニミズムの混在する国家だったのですが、キリスト教のビザンチン、東ローマ帝国とイスラム教のアッバース朝に挟まれ、両方から攻められ滅亡寸前までいったのですが、国家全体でユダヤ教に改宗することにより、破滅を免れた歴史があるようです。
キリスト教もイスラム教もユダヤ教も旧約聖書をその原典とし、派生したものなので、逆手にとったわけです。
したがって白人系ユダヤ人とは、その起源からして偽装されたものだったわけです。
シオニストが東欧からの入植者が多いのは、その東欧の地(ドイツ、ポーランド等)がハザール帝国からの難民が多数移動した地であることが所以です。
シオニストはこれらの人たちに限りません。
アメリカのキリスト教プロテスタントの右派(5000万人)いわゆるアングロサクソンプロテスタント(WASP)は積極的にシオニズムを支持してきたのです。
アメリカの軍産複合体のネオコンと呼ばれる人たちはプロテスタント右派であり、イスラエル支持者ということになります。
ユダヤ人は世界に分散していて、総人口は1300万人ほどです。
パレスチナ人の総人口は1000万人ほどです。このうち半分ほどが、パレスチナ自治区とイスラエル内にいます。残りの半分のほとんどが難民となっているわけです。
パレスチナ人の大半はイスラム教ですが、血統的には元々ユダヤ人の子孫なのです。
ちなみにイスラム教の総人口は16億人です。中東よりも、インドネシア、パキスタン、インド、バングラディシュ等の方が多く分布しています。
キリスト教は、カトリックが10.5億人、プロテスタントが3.6億人、ギリシャ正教が2.2億人というところです。
さて、話を本題にもどします。
イスラエルという国は、旧約聖書のなかでディアスポラ(離散)したユダヤ難民が再びカナンの地(今のパレスチナ)に建国するという物語を根拠としています。
しかし、シオニストはユダヤ人ではなかったのです。
今、ガザで行われている虐殺は、本来のユダヤ人の子孫であるパレスチナ人に対する、偽装されたユダヤ人のシオニストによるものであるという事実です。
イスラエルへの入植者の多くはナチスのホロコーストの難を逃れてきた人たちです。
ヒットラーは、シオニズムに加担していたことになります。
イスラエルの民衆は当然旧約聖書の物語を信じて入植していて、子供たちは修学旅行でホロコーストの現場であるアウシュビッツ収容所の見学をさせられます。
一種の洗脳といってよいでしょう。
イスラエルの統治者であるシオニストの権力者は二重の意味で民衆を騙していることになります。
ホロコーストそのものが本来のユダヤ人を対象としたものではなく、しかも入植、統治のための方便であり、民衆は嘘を信じさせられているということです。
結果的にヒットラー自身がシオニストそのものであったという驚くべき事実が隠されていたわけです。
似非ユダヤ人であるシオニストがガザの民衆を虐殺すればするほで、世界中のユダヤ人に対する反ユダヤ思想に火を注ぐ事態となっています。
似非ユダヤ人であるシオニストによる悪行によって、ユダヤ人がとばっちりを被っているのです。
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