PaxJaponicaに向かって
原爆の日にあたり
私の仕事は、HBSRMGによって「核廃絶と世界平和」の実現に貢献することを使命と思っています。
核抑止力だの核の傘だのと言ったところでもはや絵空事となってしまっています。
核廃絶のためには、核を無力化するしかありません。
私はその具体的方策として、核弾頭搭載のミサイルを百発百中撃墜する迎撃ミサイルと領空侵犯してきた戦闘機を百発百中撃墜するドローンを開発することが急務と考えています。
そのためには、世界中でまだ誰も気付いてなく、かつ、既存のモーター・発電機を遥かに凌駕するHBSRMG搭載のジェットエンジン用圧縮機、ダイレクトドライブの電動化舵、ジャイロ効果による姿勢制御この三つのHBSRMG技術が相俟って可能となります。
1.ジェットエンジンは圧縮機、燃焼室、タービンの三つから構成され、圧縮機の電動ターボチャージャー化は、HBSRMGにより可能となります。
2.両翼及び尾翼の舵は、今は油圧による制御ですが、HBSRMGによるダイレクトドライブにより、応答速度・精度ともに幾何級数的に向上します。
3.ジャイロ効果による姿勢制御とは、自動車を例にとるとコーナリングのときのG(遠心力)を低減でき、高速運転時の追い越し等がスムーズになります。
戦闘機は人間が運転するので、Gに耐えるには限界があります。
ドローンは無人機なので、戦闘機を容易に追随でき、しかもジャイロ効果によっていっそう追随が容易となります。
HBSRMGは矩形波によるON,OFFのデジタル制御なので、今後パワー半導体の性能向上により、益々性能アップしていきます。
したがって、制御も将来を見据えたシステムとして構築していかなければなりません。
具体的には二つ
1.OS(オペレーティングシステム)をIoTでは主流となっている坂崎先生の「トロン」にし、モータードライバーにダイレクトに信号を指令するため「トロン」と互換性の良いパワー半導体を選定すること。
パワー半導体は今後SIC(シリコンカーバイド)が主流となりつつあり、まだ石油由来のカーボンを、植物由来にすることにより幾何級数的に性能アップ(大容量、高耐圧)します。
2.デジタル制御であるPWM制御(Pulse Width Modulation)において、
ここに量子コンピュータの計算式を導入することにより、矩形波の形成を簡素化できると、半導体の性能向上と相俟って回路が軽くなり、OSからモータードライバーへの指令信号を暗号化することが可能となり、制御システム自体をブラックボックス化出来るようになります。
世の中のモーターの99.9%はインバーターを駆動装置(ドライバー)としたアナログ制御です。
直流電源すらわざわざ正弦波に変換するというまどろっこしいことを当然のようにしています。
HBSRMGはON,OFFのスイッチングだけによるデジタル制御です。世の中のモーターはすべてアナログ制御であり、この一点をとらえても画期的と言えます。
自動車の自動運転を例にすると、道路等周囲のインフラ環境がデジタル化(特にセンター技術)されているにもかかわらず、肝心の自動車の駆動部はアナログのままです。
駆動部もデジタル化されれば、周辺技術の簡素化等による恩恵は計り知れません。
「空飛ぶクルマ」も俄然現実的になります。
これらを進めていくために、先ずは業務用ドローンから始めるのが良いと思います。
プロペラ用(低速帯域1,000~4,000rpm)とCMG(コントロールモーメントジャイロ)用(超高速帯域10,000~20,000rpm)の2機種を試作する必要があります。
ロボットのAI化が進み、ドローンもAI化は必然の流れです。
日本による世界平和「PaxJaponica」は私のミッションです。
2022年8月6日(原爆の日)
(株)ゲネシス・ラボ https://genesis-inter.com/
代表取締役 荻野三四郎